平成15年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(3)競争的資金による研究開発支援

戦略的情報通信研究開発推進制度とテーマ提案公募方式による研究開発の実施

 競争的資金制度とは、研究開発課題を広く公募し、提案を受けた研究開発課題の中から実施する課題を採択し、当該課題の研究開発を実施する研究者又は研究者が属する組織に研究資金を配分する制度である。
 情報通信技術について著しい多様化や高度化が進展している今日、限られた研究資金を有効に活用していくための問題に対して、第二期科学技術基本計画(平成13年3月閣議決定)において、競争的な研究開発環境の整備、とりわけ競争的資金の拡充や公正かつ透明性の高い評価の必要性が指摘されている。

 1 戦略的情報通信研究開発推進制度

  総務省では、情報通信技術の研究開発力の向上及び競争的な研究環境の形成による研究者のレベルアップを図り、世界をリードする知的財産を創出していくため、戦略的な重点課題に沿った独創性・新規性に富んだ研究開発を積極的に推進している。研究開発課題について広く公募するとともに、採択された案件に対して支援を実施している(図表1))。

 
図表1) 戦略的情報通信研究開発推進制度の研究開発課題

図表1) 戦略的情報通信研究開発推進制度の研究開発課題
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2 テーマ提案公募方式による研究開発

 情報通信分野の新規事業の創出に資する先進的な技術の研究開発、民間において行われている通信・放送基盤技術に関する試験研究等を促進していくため、総務省では通信・放送機構に以下の研究開発推進制度を設け、研究開発テーマを幅広く公募の上、優れたものに資金を提供することにより、情報通信技術の委託研究等を推進している(図表2))。

 
図表2) テーマ提案公募方式の概要

図表2) テーマ提案公募方式の概要

 

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