平成16年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第3章 情報通信政策の動向

コラム3 安心して無線LANを利用するために

−無線LANセキュリティに関するガイドラインの公表

 無線LANは、ブロードバンドへのアクセスの手段として大きく期待され、その利便性から急速に普及している。無線LANは無線を利用することから、無線に対応した適切なセキュリティ設定を行わないままで使用すると、傍受、情報の改ざん、漏えい、破壊などの重大な被害を受けかねない。しかしながら、このような危険性に対するユーザーの認識は低く、セキュリティ対策が十分に行われていない状況にある。
 総務省はこうした状況を踏まえ、無線LANの健全な利用を促進するため、平成15年9月から無線LANセキュリティ調査研究会を開催し、無線LANの技術動向、課題、セキュリティ対策等について検討を行った。同研究会の検討結果を受け、総務省は平成16年4月に「無線LANセキュリティに関するガイドライン」(安心して無線LANを利用するために)を公表した。
 本ガイドラインでは、無線LANを利用する代表的な場面として、「家庭」、「オフィス」、「公衆無線LANサービス」、「店舗開放型無線LANサービス」を取り上げ、それぞれの利用環境における無線LANのセキュリティレベルごとに、確認・設定すべき項目を具体的にまとめている(図表)。

 
図表 家庭で利用する際の無線LANセキュリティの確認・設定項目(ガイドライン抜粋)

図表 家庭で利用する際の無線LANセキュリティの確認・設定項目(ガイドライン抜粋)

 

テキスト形式のファイルはこちら

3 地域の拠点としての郵便局ネットワークの活用の推進 に戻る