平成16年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)衛星放送の高度化

衛星放送を取り巻く環境変化への取組

 総務省では、BSアナログ放送用に現在利用されている衛星BSAT-1aが平成19年(2007年)に設計寿命を終え、その後継衛星を確保する必要があることから、平成15年8月からBS放送のデジタル化に関する検討会を開催し、平成19年からのBS放送の在り方及び次期放送衛星の確保の在り方についての検討を行った(図表)。平成15年12月に取りまとめられた同検討会の報告を受け、総務省では、平成16年4月、まず次期衛星によるBS放送を受託国内放送とし、第9チャンネルを平成19年からデジタル放送に使用することとする放送普及基本計画等の一部変更を行い、第5世代BS(BSAT-1aの後継衛星として、平成19年からのBS放送を行う放送衛星)に係る受託放送事業者の免許に関する比較審査事項を定め、その免許申請の募集を開始した。今後、平成19年からのBS放送に向けた具体的な周波数の割当て等が行われる予定となっている。
 また、総務省では、平成16年5月から放送分野における個人情報保護及びIT時代の衛星放送に関する検討会を開催し、より魅力のある衛星放送に向けた制度・運用の在り方や、安心して放送を契約・視聴できるための方策等についての検討を開始した。

 
図表 「BS放送のデジタル化に関する検討会」報告書の概要

図表 「BS放送のデジタル化に関する検討会」報告書の概要

 

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