平成17年版 情報通信白書

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第1章 特集 「u-Japanの胎動」

2 国民のユビキタスネットワークへの期待

ユビキタスネットワークにより安心、安全が高まることを期待

 様々なモノに通信機能が付くことにより、「人と人」だけでなく、「人とモノ」や「モノとモノ」が情報を自在にやり取りできるユビキタスネットワークは、今後の社会における様々な課題の解決に寄与することができる。
 例えば、ネットワークとつながったカメラ等により、自宅や家族の状況を離れた場所から確認できたり、侵入者等の異常が自動的に通知されるようになれば、暮らしの安心・安全が高まる。また、センサーが自動収集した健康データ(脈拍、血圧等)を病院に送り、常時、医師によるチェックが受けられるようになれば、健康の維持・管理が向上する。また、家庭内の様々な機器がネットワークとつながれば、外出先からも携帯電話等により遠隔操作が可能となり、暮らしが一層便利になる。
 ユビキタスネットワークが有するこのような様々な効果のうち、ユーザー(注)が特に期待するものを聞いたところ、「暮らしの安心・安全が高まる」が55.7%と最も高く、次いで「暮らしが一層便利になる」が42.2%、「災害発生時の対応が迅速になる」が27.4%、「車の運転や歩行がより安全・快適になる」が22.3%となっており、安心・安全に関係する事項について期待が高いことがうかがえる(図表)。

 
図表 ユビキタスネットワークへ期待する効果(複数回答)

図表 ユビキタスネットワークへ期待する効果(複数回答)
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(注)非接触ICカード搭載携帯電話によるサービス、電子タグを利用したサービス、GPS機能付携帯電話等による人や物の位置探索サービス、センサー・ネットワークカメラ等を使ったホームセキュリティサービスなど先進的なサービスを現在利用している利用者

 第1節 国民・企業のユビキタスネットワーク利用

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