平成17年版 情報通信白書

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第1章 特集 「u-Japanの胎動」

(3)インターネットの効用・社会的影響

インターネットは、全般的にみて社会によい影響をもたらしているとの評価

 インターネット利用者に対して、インターネットの利用によりどのような効用があったかを聞いたところ、「生活上で役に立った」、「趣味が広がり深まった」、「自分の知識や能力が向上した」という効用を感じている人が多い(図表[1])。また、こうした効用とインターネットの利用用途との相関関係を見ると、「ニュース・天気予報(PC)」の利用が「生活上役に立った」ことに、「BBS、インスタントメッセンジャー」が「他人との交流が深まった」ことに最もプラスの影響を与えていることがわかる(図表[2])。

 
図表[1] インターネットによる効用

図表[1] インターネットによる効用
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図表[2] 効用と利用用途との関係

図表[2] 効用と利用用途との関係
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 インターネットが社会に及ぼす影響については、プラス面とマイナス面の両面が意識されている。プラス面では、「情報検索、ネットショッピングなど生活が便利になる」、「新ビジネスが続々と登場し、産業構造が変化する」、「知識やノウハウの伝達力が向上する」等が高くなっており、他方、マイナス面では、「情報が氾濫し、必要な情報の取捨選択が難しくなる」、「誹謗中傷、違法/有害情報の氾濫等の犯罪を助長する」、「物事を深く考える能力が低下する」等が高くなっている。そして、「全体的に見て、インターネットは社会に対してよい影響をもたらしている」と肯定的に捉える人が75.6%となっている(図表[3])。

 
図表[3] インターネットの社会的影響

図表[3] インターネットの社会的影響
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 第2節 国民のICT利用

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