平成18年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミー

コラム ICTベンチャーの参入

 情報通信市場の特徴として、ICTベンチャーの創業や新規参入がある。大学発ベンチャー企業の業種別の内訳でも、ICTベンチャーの数が最も多い(図表1)。
 
図表1 分野別大学発ベンチャー数
図表1 分野別大学発ベンチャー数
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 情報通信分野は、創意工夫により多様なニュービジネスを生み出す可能性に富んでいる。例えば、後述するように、ネットワークによる取引では、Web2.0の特質等を生かすことにより、「ロングテール」と言われる多様で小規模な需要をネットワークを活用して集積し、新たな市場を生み出すことが可能である。また、比較的小規模の資金(初期投資)で参入可能であることや、マザーズ、ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)といった資金調達市場が整備されたことなどもあり、ここ数年、ICTベンチャー企業の参入が相次いだ。景気低迷を反映し、ICTベンチャーの上場数は減少したものの、2003年頃を境にインターネット関連を中心として再び上場数は増加している(図表2)。
 
図表2 新興企業向け証券市場における情報通信関連企業6の新規上場数の推移
図表2 新興企業向け証券市場における情報通信関連企業の新規上場数の推移
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図表3 ベンチャーキャピタルの情報通信関連事業者に対する新規投資額の割合の推移
図表3 ベンチャーキャピタルの情報通信関連事業者に対する新規投資額の割合の推移
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6  株式市場(マザーズ、ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス))の業種分類において、「情報・通信業」に分類されている企業を対象としている

 第1節 情報通信産業の動向

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