平成18年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミー

第5節 消費者発信型メディアの台頭

1 消費者発信型メディアとネットワークの価値

 インターネットの新たなコミュニケーションツールとして、ブログとSNSが注目されている。ブログとSNSに共通する特質は、専門的な知識がなくとも個人が容易に情報発信することができる点にあり、「消費者発信型メディア」(CGM:Consumer Generated Media)と呼ばれる1
 ウェブブラウザやポータルサイトがインターネット利用者数の増加に貢献したのに対して、ブログやSNSは、閲覧専門であった多数の利用者が情報発信者となることを容易にし、インターネットに対する情報供給の増大に貢献している。このような情報供給主体のすそ野が広がるにつれて、インターネットのデータベースとしての価値を飛躍的に高めているのである。
 2006年3月末現在、ブログ登録者数は868万人、SNS登録者数は716万人2となっている(図表1-5-1)。
 
図表1-5-1 ブログ及びSNSの登録者数の推移3
図表1-5-1 ブログ及びSNSの登録者数の推移
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1  家電製品等の価格比較情報を提供している「価格ドットコム」や化粧品関連情報を提供する「アットコスメ」の掲示板等消費者の口コミをまとめたサイトも、「はてな」等のQ&Aサイトも、CGMである
2  同一のSNSに複数登録をしている人を含む
3  ただし、それぞれの数値は、集計方法、集計対象事業者が異なっているため、単純比較できない

 第5節 消費者発信型メディアの台頭

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