平成18年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミー

3 コンテンツ市場の現状

 2004年の我が国のコンテンツの市場規模は約11兆600億円(GDP比2.3%)と推測される。市場規模は2000年頃から11兆円前後で横ばいの状況が続いている。コンテンツを映像・音声・文字に分けると、映像系コンテンツが5兆749億円、音声系コンテンツが9,444億円、文字系コンテンツが5兆431億円となっており、映像系コンテンツ市場は拡大傾向にある(図表1-9-4)。
 また、パソコン及び携帯電話等で流通する通信系コンテンツの占める割合は、3%(2000年)から6%(2004年)へと増加している。ゲームや音楽等のパッケージソフトの市場規模は縮小傾向にあるが、インターネットを利用した流通が発展したことで、当該市場の落ち込みを下支えする形となった(図表1-9-5)。
 また、こうした動きと連動する形で、コンテンツのマルチユース2が拡大しており、市場全体にマルチユースが占める割合は14%(2000年)から20%(2004年)にまで増加した(図表1-9-6)。
 
図表1-9-4 コンテンツ市場規模推移と内訳(映像・音声・文字別)
図表1-9-4 コンテンツ市場規模推移と内訳(映像・音声・文字別)
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図表1-9-5 デジタル系ソフト、通信系ソフトの割合の推移
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図表1-9-6 市場全体に占めるマルチユースの割合の推移
図表1-9-6 市場全体に占めるマルチユースの割合の推移
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2  情報通信政策研究所(2005)。ここではソフトの制作に際して最初に流通させることを想定したメディア上での流通を「1次流通」、最初に想定したメディアとは別のメディアを通じて流通させることを「マルチユース」と定義している

 第9節 コンテンツ配信をめぐる新しい動き

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