平成18年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 ユビキタスエコノミー

第11節 労働経済への影響

1 ネットワークと労働市場の効率化

 労働市場におけるネットワークの活用は、労働市場の求人・求職情報の流通コストを低下させ、求人・求職サービスの効率性を上昇させることが期待される。すなわち、ネットワーク上に大量の求人情報が蓄積され、情報検索が可能となることで、求職者にとっては職業の選択肢の増加、求人側にとっては良質の労働者の確保、求人コストの削減等が期待される。また、求人と求職のマッチングが効率的に行われる結果、摩擦的失業の減少、失業期間の短縮化、離職率の低下等の効果も期待される1


1  ただし、容易に求人情報が得られるようになることで、よりよい職業を求め離職率が上昇する可能性もあるため、その方向性は一律ではないことが指摘されている。大竹(2005)

 第11節 労働経済への影響

テキスト形式のファイルはこちら

2 ネットトレードの利用状況 に戻る 第1章第11節1 1 求人・求職におけるネットワークの活用 に進む