平成18年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミー

コラム 中国におけるソフトウェアをめぐる状況

 中国においてソフトウェア分野が急速に発展している。
 中国ソフトウェア産業協会によると、中国のソフトウェア市場は、2001年に796億元、2005年には3,900億元と4年で約5倍に拡大している。また、ソフトウェア輸出についても一貫して増加しており、2001年に7.2億ドル、2005年には35.9億ドルとなった(図表1、図表2)。
 
図表1 中国ソフトウェア産業の売上高の推移
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図表2 ソフトウェア輸出規模
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 日本と中国は、地理的近接性、言語、文化面の共通性等を背景とし、ソフトウェアに関する強い相互関係が構築されている。日本のオフショアリング先としては、中国が最も多く約63%(332.4億円)を占めており、続いて米国、インドとなっている。オフショアリングは、国内企業へアウトソーシングする場合と異なり、言葉や考え方の違いに課題があり、選定に当たっては「技術者の質・量が十分であること」、「日本語が理解できること」、「取引金額が妥当であること」が重視されている13
 また、中国ソフトウェア産業協会によると、中国のソフトウェア輸出先としては、2005年輸出額において日本が約59%と最も多く、続いて欧米が約20%、日本を除くアジアが14%となっている(図表3)。
 
図表3 輸出先の主な内訳
図表3 輸出先の主な内訳
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13  (社)電子情報技術産業協会、(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会、(社)情報サービス産業協会(2005)

 第12節 企業ネットワークの深化

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