平成18年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

第2節 放送事業

1 放送市場

1 市場規模

 我が国の放送は受信料を基盤とするNHKと広告収入等を基盤とする一般放送事業者による二元体制で構成されている。また、放送大学学園が、教育のための放送を実施している。
 2004年度における放送事業者の売上高は、3兆9,698億円(対前年度比3.5%増)となっている。有料放送の加入者数の増加を反映して、市場規模は増加している。
 内訳は、NHKの経常事業収入が6,855億円(対前年度比0.8%増)、地上系民間放送事業者の売上高総計が2兆6,153億円(同3.7%増)、衛星系民間放送事業者の売上高総計が3,158億円(同5.4%増)、ケーブルテレビ事業者の売上高総計が3,533億円(同6.1%増)となっている。市場シェアでは、地上系放送事業者が65.9%を占めているが、近年では衛星系放送事業者とケーブルテレビ事業者のシェアが拡大している。
 地上系民間放送事業者、衛星系民間放送事業者、ケーブルテレビ事業者それぞれの収益状況を見ると、まず、地上系民間放送事業者は営業黒字であるが、営業利益率が次第に低下しつつある。続いて、衛星系民間放送事業者のうち、BS放送事業者については、営業利益率がマイナスとなっているが、経営状況が改善している。また、CS放送事業者とケーブルテレビ事業者の経営状況は確実に改善している。特にケーブルテレビ事業者については、2004年度には黒字事業者の割合は81.0%となっており、売上高営業利益率も地上系民間放送事業者と肩を並べる水準にまで達している。
 
図表2-2-1 放送産業の市場規模
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図表2-2-2 市場規模内訳
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図表2-2-3 民間放送事業者の売上高営業利益率の推移
図表2-2-3 民間放送事業者の売上高営業利益率の推移
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 第2節 放送事業

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