平成18年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

4 放送の国際展開

国際放送

 外国における受信を目的とした国際放送については、NHKが短波放送によるラジオ国際放送「NHKワールド・ラジオ日本」及び人工衛星によるテレビ国際放送「NHKワールドTV」を行っている。

(1)ラジオ国際放送
 「NHKワールド・ラジオ日本」では、2005年度末現在、1日延べ65時間(一般向け放送:31時間、地域向け放送:34時間)、日本語、英語を含む22言語で、八俣送信所及び海外各地の中継局を経由して全世界を対象に放送を行っている。また、ニュース等については、インターネットを通じても配信サービスが行われている3
 
図表2-2-20 「NHKワールド・ラジオ日本」放送エリア(2005年度末現在)
図表2-2-20 「NHKワールド・ラジオ日本」放送エリア(2005年度末現在)

(2)テレビ国際放送
 「NHKワールドTV」は、海外の人工衛星を利用する、英語、日本語のスクランブルのかかっていないテレビ国際放送であり、1994年6月の放送法改正を受け1995年4月から放送が開始された。北米地域及び欧州地域については、人工衛星により日本の放送番組等の放送を行っている現地法人を通じて放送が行われており、北米地域はJNG(Japan Network Group,INC.)、欧州地域はJSTV(Japan Satellite TV Limited)の放送の一部として、「NHKワールドTV」が放送されている。2005年度末現在、北米地域は、エコースター衛星4基により1日約7時間、欧州地域は、ホットバード衛星により1日約7.5時間の放送が実施されている。
 また、1998年4月からパンアムサット衛星を用いてアジア・太平洋地域を対象とするテレビジョン国際放送が開始された。その後、順次、放送時間と地域の拡大が行われ、1999年10月には、24時間放送となった。2001年8月、パンアムサット衛星3基による在留邦人の居住地域のほぼ100%をカバーするテレビ国際放送が実現した(図表2-2-21)。
 
図表2-2-21 「NHKワールドTV」放送エリア(2005年度末現在)
図表2-2-21 「NHKワールドTV」放送エリア(2005年度末現在)


3  NHKワールド・ラジオ日本(http://www.nhk.or.jp/rj/index_j.html

 第2節 放送事業

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