第2章 情報通信の現況
2 教育分野におけるICTの活用
公立学校における教育用コンピュータの平均設置台数は全体で43.2台（前年度40.0台）、1台当たりの児童生徒数は全体で8.1人／台（前年度8.8人／台）となっている。また、LANの整備率は普通教室で44.3％、コンピュータ教室は95.9％となっている。インターネット接続率は99.9％とほぼすべての学校で接続されており、高速インターネット接続率8では81.7％となる。なお、コンピュータで指導できる教員数は68.0％となっている。
一方、大学等の高等教育機関について見ると、4年制大学の国立と私立ではそれぞれ、18.6％、20.9％がインターネット授業の配信を行っており、「行うことを計画している」も含めると、それぞれ44.3％、44.7％となっている9。また、受講者個人に合った教育が可能となるeラーニングを導入している大学等の高等教育機関は36.3％となっており、設置形態別に見ると国立大学で69.3％と最も高く、続いて高等専門学校（54.3％）、私立大学（41.4％）なっている10。
図表2-5-10 教育機関の情報化の状況
8 400kbps以上の回線速度
9 独立行政法人メディア教育開発センター、2006年「高等教育機関におけるIT利用実態調査（2004年度）」
10 独立行政法人メディア教育開発センター、2006年「eラーニング等のITを活用した教育に関する調査報告書（2005年度）」
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第1節 情報通信産業の動向