平成18年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(6)電子タグシステム

UHF帯電子タグシステムの実現

 電子タグシステムについては、ユビキタスネット社会における基盤的ツールとして、幅広い分野での利用が期待されている。
 950MHz帯を使用する電子タグシステムは、これまで使用されてきた周波数帯(135kHz帯以下、13.56MHz帯及び2.45GHz帯)の電子タグシステムに比べて長い通信距離を実現できる。このうち、高出力型950MHz帯パッシブタグシステム(952〜954MHz)については、平成17年4月に制度化を行った。
 その後、周波数の有効利用を可能とする共用化技術(キャリアセンス、送信時間制御)及び比較的近い距離で利用され、広く一般のユーザーにも利用可能な免許不要の低出力型950MHz帯パッシブタグシステム(952〜955MHz)の技術的条件について継続検討を行い、平成17年10月12日に情報通信審議会より一部答申が行われ、平成18年1月25日に改正省令等の公布・施行を行った。また、高出力型950MHz帯パッシブタグシステムについては、共用化技術が具備されたことにより、登録対象局としての要件を満たすことから、登録局への制度改正も併せて行った。
 これにより、今後、電子タグシステムの一層の普及が促進されると考えられる。
 
図表3-3-7 図表3-3-7 950MHz帯パッシブタグシステムの利用例
図表3-3-7 図表3-3-7 950MHz帯パッシブタグシステムの利用例

 第3節 情報通信ネットワークの高度化

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