2 通信衛星 (1)静止衛星  2005年度末における国内サービスに使用中の主な静止衛星は、図表2-1-44のとおりとなっている。  静止衛星の主な利用分野は、通信衛星では、JCSAT、スーパーバード及びPASが企業内通信用、CSデジタル放送用及び衛星インターネット用として、また、N-STARが離島通信用、災害時等の迂回用及び移動通信サービス用として使用されている。2002年7月には予備衛星としてN-STARc号が打ち上げられた。これにより、衛星移動通信サービスの一層の信頼性向上が図られた。  また、静止衛星は全世界を対象とした移動通信システム等の国際サービスにも使用されており、主な衛星通信システムとしてインマルサット、インテルサット、SESグルーバル等がある。 図表2-1-44 国内サービスに使用中の主な静止衛星の概要(2005年度末) (2)周回衛星  周回衛星は、1999年3月からオーブコムジャパンが地球規模の双方向データ通信及び測位サービスを行っている。また、米オーブコム社は、2004年度末現在、30機体制でサービスを行っている。