第3節 郵便事業 1 郵便事業財政  2004年度の郵便事業財政は、厳しい経営環境を踏まえ、JPS1の推進による生産性の向上や機械化・転力化、運送委託費の削減等によりコスト削減に努め、損益の改善を図った結果、283億円の黒字を計上した。 図表2-3-1 郵便事業損益(決算)の推移 1 JPS(JAPAN POST SYSTEM)とは、作業の標準化等に関して多くの民間企業で成果を上げているトヨタ生産方式を参考・応用することにより、郵便物の引受け・取集から、運送、配達までの全作業工程を見直し、郵便物が水のようによどみなく流れる仕組みを作り、その中でムダ・ムラ・ムリを徹底的に排除して、生産性の向上を図る取組のこと