平成19年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 ユビキタスエコノミーの進展とグローバル展開

(3)モバイル化

 モバイル化の進展は、いつでもどこでもネットワークにつながるユビキタスネットワークの深化をけん引する中心的な役割を担うものであり、携帯電話の急速な普及や、携帯電話端末をはじめとして、デジタル・オーディオプレーヤー、PDA等の各種携帯情報通信端末の高機能化等、時間や場所を問わずにネットワークに接続できる環境が整備されつつある。6歳以上人口のうち携帯電話・PHSを利用してインターネットに接続している人は平成18年末で53.5%(対前年比3.5ポイント減)であった(図表1-3-9)。利用人口については、携帯電話・PHS及び携帯情報通信端末によるインターネット利用者が7,086万人と前年から163万人増加している(図表1-3-10)。
 
図表1-3-9 携帯インターネットの利用率
図表1-3-9 携帯インターネットの利用率
Excel形式のファイルはこちら
 
図表1-3-10 インターネット利用端末別の利用人口推移
図表1-3-10 インターネット利用端末別の利用人口推移
Excel形式のファイルはこちら

 さらに、インターネット利用者のうち6.1%が公衆無線LANサービスを利用したことがあるとしており、主にホテル等の宿泊施設、空港・駅等の公共空間、レストラン・喫茶店等の飲食店等において利用されている(図表1-3-11)。宿泊施設や飲食店等から無線でインターネットに接続できるサービスである公衆無線LANは、これまで、公衆無線LANに対応した端末が少ない、利用できる場所が限られているなどの制約から、普及のスピードが緩やかであった。しかしながら、近年では、ノートパソコンのみならず、無線LAN対応の機能が搭載された携帯電話端末や携帯ゲーム機が登場するとともに、サービス提供エリアも拡大しており、走行中の車内でも公衆無線LANが利用できるなど、利便性が高まっている。
 
図表1-3-11 公衆無線LANの利用場所
図表1-3-11 公衆無線LANの利用場所
Excel形式のファイルはこちら

 第3節 情報通信と社会生活

テキスト形式のファイルはこちら

(2)ブロードバンド化 に戻る コラム モバイルコンテンツ産業の市場規模 に進む