平成19年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

(6)IP電話の普及

 IP電話サービスは、インターネットで利用されるIP(Internet Protocol)を用いた音声電話サービスである。料金が安いことからADSLを中心としたブロードバンド(インターネット)サービスの付加サービスとして提供される形態を中心に需要も伸びてきている。
 IP電話は付与される電話番号の体系の違いによって次の二つに大別される。

ア 050型IP電話
 050番号を用い、主に、ADSLを利用したインターネット接続サービスの付加サービスとして提供され、同じプロバイダもしくは提携プロバイダの加入者間の通話料は無料である。一方で、緊急通報(110、119等)を利用できない点や、通話品質の基準が加入電話に比べて低いといった点もある。

イ 0AB〜J型IP電話
 0AB〜J型IP電話は、加入電話と同じ0AB〜J番号を用い、加入電話と同等の高品質な通話や緊急通報(110、119等)を利用できるなどの特徴がある。

 IP電話の利用状況は、平成19年3月末現在、1,433万番号となっている。050型IP電話の利用数は約1,021万番号となっており、0AB-J型IP電話(約413万番号)の約2.5倍となっている(図表2-1-14)。
 
図表2-1-14 IP電話の利用状況
図表2-1-14 IP電話の利用状況
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 第1節 電気通信事業

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