平成19年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(7)準天頂衛星システムの研究開発

 準天頂衛星システムは、静止軌道面から約45度傾斜した軌道に少なくとも3機の衛星を互いに同期して配置する衛星システムであり、常に一つの衛星が日本の天頂付近に滞留することから、ビル陰等に影響されない測位精度の向上と測位時間率の改善が可能となる。
 準天頂衛星システムの研究開発は、総務省、文部科学省、経済産業省及び国土交通省の4省連携施策として行っており、総務省では、平成15年度から、高精度時刻管理技術等の研究開発を実施している。
 平成18年度においては搭載機器の工学モデルの環境試験等を行い、その結果を基に搭載モデルの設計を開始したほか、地上局用時刻比較装置等の整備を実施した。平成19年度以降も、平成21年度の打上げ目標に向けて各省と連携を図りつつ研究開発を推進していくこととしている。

 第5節 研究開発の推進

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