平成20年版 情報通信白書

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第1章 活力あるユビキタスネット社会の実現

4 安心・安全なユビキタスネット社会に向けた課題

(1)インターネット利用で感じる不安や情報通信ネットワーク利用上の問題点

 少なくとも1人はインターネットを利用したことがある世帯のうち、インターネットを利用していて不安を感じている世帯に、インターネットを利用して感じる不安の内容について尋ねたところ、71.0%の世帯が「個人情報の保護に不安がある」を挙げており、次いで、「ウイルスの感染が心配」が66.1%、「どこまでセキュリティ対策を行えばよいか不明」が60.2%となっている(図表1-3-4-1)。また、多くの項目で、平成18年末よりも回答の割合が高まっている。
 
図表1-3-4-1 世帯におけるインターネット利用で感じる不安(複数回答)
図表1-3-4-1 世帯におけるインターネット利用で感じる不安(複数回答)
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 また、情報通信ネットワークを利用している企業に対しても同様に尋ねたところ、「セキュリティ対策の確立が困難」が61.6%と最も多く、次いで「ウイルス感染に不安」が58.4%となっており、平成18年末と同様にセキュリティ関連が上位を占めている(図表1-3-4-2)。また、「従業員のセキュリティ意識が低い」が43.9%、「運用・管理の人材が不足」が40.1%と、人材面の問題を挙げる企業も多い。
 
図表1-3-4-2 企業における情報通信ネットワーク利用上の問題点(複数回答)
図表1-3-4-2 企業における情報通信ネットワーク利用上の問題点(複数回答)
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 第3節 ユビキタス化がもたらす新たな国民生活

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