平成20年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 活力あるユビキタスネット社会の実現

(3)迷惑メール対策

 世帯において被害経験が多い迷惑メールについて、過去1年間に迷惑メール及び架空請求メールを受信したことのある世帯に対して、受信の頻度を尋ねたところ、自宅パソコンでの受信は、「1日に10通以上」が31.0%と最も多く、次いで「1日に5〜9通」が20.7%、「1日に2〜4通」が15.2%となっており、7割近くが1日に複数の迷惑メールを受信していることが分かる(図表1-3-4-5)。また、携帯電話での受信は、「1日に10通以上」が12.5%、「1日に5〜9通」が8.8%と自宅パソコンでの受信と比較すると、その割合は小さくなっており、迷惑メールの受信頻度は携帯電話より自宅パソコンのほうが多い傾向があることが分かる。
 
図表1-3-4-5 世帯における迷惑メール受信頻度
図表1-3-4-5 世帯における迷惑メール受信頻度
Excel形式のファイルはこちら

 また、迷惑メールへどのような対策を行ったかについて尋ねたところ、自宅のパソコン、携帯電話のいずれにおいても、「メールアドレスを複雑化」が最も多く、それぞれ15.3%、31.2%であった(図表1-3-4-6)。また、次に多かったものは「メール指定受信拒否機能を使用」で、それぞれ14.1%、22.7%であったが、いずれも携帯電話のほうがその割合は大きくなっている。一方、「何も行っていない」との回答は、自宅のパソコンで44.8%、携帯電話で20.8%となっており、自宅のパソコンでは迷惑メール対策を行っていない世帯が4割以上に上っている。
 
図表1-3-4-6 世帯における迷惑メール対策(複数回答)
図表1-3-4-6 世帯における迷惑メール対策(複数回答)
Excel形式のファイルはこちら

 第3節 ユビキタス化がもたらす新たな国民生活

テキスト形式のファイルはこちら

(2)インターネット利用に伴う被害経験 に戻る (4)セキュリティ対策 に進む