平成20年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

(3)地上デジタルテレビジョン放送

 我が国において、2011年(平成23年)に地上テレビジョン放送の完全デジタル移行(地上アナログテレビジョン放送の停波)が予定されているが、諸外国においても多くの国々が2010年(平成22年)前後を目標に地上テレビジョン放送の完全デジタル移行を計画している。
 2006年(平成18年)12月に地上アナログ放送を完全停波したオランダや、2003年(平成15年)8月にベルリン/ポツダム地区で地上アナログ放送を停波したドイツに代表されるように、地上テレビ放送のデジタル移行を早期に実施する国々がある一方、2007年度(平成19年度)に入り、フランス、イタリア、韓国、オーストラリアでは、地上デジタル放送の停波時期を再検討、延期する動きも見られている(図表2-6-1-5)。
 
図表2-6-1-5 諸外国における地上デジタル放送の開始時期等
図表2-6-1-5 諸外国における地上デジタル放送の開始時期等

 地上デジタルテレビジョン放送の技術方式には、米国の技術方式であるATSC、欧州の技術方式のDVB-T、日本の技術方式であるISDB-Tの三つの技術方式が存在する。日本のISDB-Tに関しては、2006年(平成18年)6月にブラジルが正式採用し、海外における日本の方式の初の採用実績となっている。

 第6節 海外の動向

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