平成20年版 情報通信白書

（2）「ユビキタス特区」の創設

　「ユビキタス特区」は、我が国が国際的に優位にあるユビキタスネットワーク技術等を活用し、世界の需要にこたえうるICTサービスの開発・実証プロジェクトを「ユビキタス特区」地域を中心に集中的に実施することにより、我が国ICT産業の国際競争力を強化することを目的としている。
　総務省では、平成19年度中に、利用可能な周波数の公表等電波の利用環境を整備した上で、プロジェクト提案の募集を行った。その結果、平成20年度から始めるプロジェクトとして、グローバル市場に対応できる移動通信端末の開発支援プラットフォーム実証やマルチワンセグメントサービスの実証等、28のプロジェクト（35の市区町村で実施）を決定し、順次プロジェクトを開始している。