第3節 電気通信事業 1 電気通信市場 (1)市場規模  平成19年度における電気通信事業の売上高は、15兆3,063億円(対前年度比1.3%増)とほぼ横ばいとなっている(図表4-3-1-1)。 図表4-3-1-1 電気通信事業の売上高の推移 総務省「平成19年度通信・放送産業基本調査」により作成 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics01.html  主要電気通信事業者の固定通信と移動通信の売上高の比率をみると、移動通信(携帯電話及びPHS)が売上高全体の6割程度を占めている(図表4-3-1-2)。 図表4-3-1-2 主要電気通信事業者の固定通信と移動通信の売上比率 各社資料により作成  売上高を役務別にみると、音声伝送役務の割合が全体の59.5%であり、データ伝送役務の占める割合が29.5%となっている(図表4-3-1-3)。 図表4-3-1-3 売上高における役務別比率の推移 総務省「平成19年度通信・放送産業基本調査」により作成 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics01.html  また、平成20年度の携帯電話の1契約当たりの売上高(ARPU:Average Revenue Per User)は5,415円(対前年比10.1%減)となっている。そのうち、データ通信のARPUは2,206円(同7.6%増)、音声のARPUは3,209円(同19.2%減)となっている(図表4-3-1-4)。 図表4-3-1-4 携帯電話の1契約当たりの売上高における役務別比率の推移 各社資料により作成