(3)通信系ソフト市場の動向  パソコン、携帯電話等で流通する通信系ソフトの市場規模については、近年のインターネットを利用したコンテンツ流通の大幅な増加等を反映して、平成19年の市場規模は9,772億円(対前年比11.5%増)となり、1兆円に近い規模になっている(図表4-5-1-5)。 図表4-5-1-5 通信系ソフトの市場規模の推移  流通段階別にみると、平成19年においては、通信系ソフトにおける1次流通市場は2,929億円(対前年比17.5%増)、マルチユース市場は6,843億円(対前年比9.1%増)とそれぞれ伸びており、マルチユース市場の割合は70.0%となっている。  ソフト別構成では、平成19年においては、テキスト系ソフトの割合が最も大きくなっているものの、映像系ソフト、音声系ソフトと拮抗している(図表4-5-1-6)。 図表4-5-1-6 通信系ソフトの流通段階別・ソフト形態別構成比(平成19年)  また、マルチユースの動向をソフト別にみると、マルチユース市場の割合は、平成15年に比べて、音楽ソフトが大幅に伸びており、ゲームソフト、ビデオソフトも上昇している(図表4-5-1-7)。 図表4-5-1-7 ソフト別ネットワーク配信市場の動向