第2部 情報通信の現況と政策動向
第4章 情報通信の現況

(3)通信系コンテンツ市場の動向


●パソコン及び携帯電話向けコンテンツの市場規模は、平成20年時点で市場全体の12.5%となる1兆4,855億円

 パソコンや携帯電話などで流通する通信系コンテンツの市場規模については、近年のインターネットを利用したコンテンツ流通の大幅な増加等を反映して、平成20年の市場規模は1兆4,855億円(市場全体の約12.5%)となった(図表4-5-1-5)。

図表4-5-1-5 通信系コンテンツ市場の内訳(平成20年)
図表4-5-1-5 通信系コンテンツ市場の内訳(平成20年)
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 平成20年の通信系ソフトの内訳は、映像系コンテンツ4,251億円の内訳は、主なものでは映画が370億円、地上テレビ番組が251億円、ゲームソフトが1,650億円、ネットオリジナルが1,024億円となっている。音声系コンテンツの内訳は、音楽ソフト3,250億円が全てを占めている。
 テキスト系コンテンツ7,354億円の内訳は、主なものでは新聞記事が633億円、コミックが449億円、雑誌が116億円、書籍が319億円、データベース記事が2,282億円、ネットオリジナルが3,556億円となっている。
 また、通信系コンテンツの動向をソフト別にみると、平成20年の通信系コンテンツ市場の割合は、音楽ソフトが45.9%まで上昇し、ゲームソフトも24%へと増えている(図表4-5-1-6)。

図表4-5-1-6 ソフト別ネットワーク配信市場の動向
図表4-5-1-6 ソフト別ネットワーク配信市場の動向
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