6　ICTベンチャーの創出・成長支援

　我が国ICT産業が、グローバル競争の激化する中で更なる発展を遂げるために、イノベーションの担い手として期待されているのが、先進的・独創的な技術やビジネスモデルによりニュービジネスを創出するICTベンチャーである。
　政府は、「第3期科学技術基本計画」（平成18年3月閣議決定）において、「研究開発型ベンチャー等の企業活動の振興」として、包括的な研究開発型ベンチャー支援策の強化を図ること等を、また、「経済財政改革の基本方針2008」（平成20年6月閣議決定）において、継続してベンチャー企業の創造を推進することをうたっているところであり、総務省としても、関係省庁と連携しつつ、資金供給、人材確保・育成、情報提供等の面について、以下のとおりICTベンチャーの創業・成長を促進するための支援を講じている（図表5-1-6-1）。


　また、創業後間もないICTベンチャーに対して、独立行政法人情報通信研究機構による債務保証、税制（エンジェル税制等）等の資金面での支援措置を講じている。