付注

付注6 ソーシャルメディアの利用実態に関する調査の概要


(1)調査概要
 広く国民の利用実態を把握する「[1]アンケート調査」と特徴的な4つの世代グループを対象とした「[2]グループインタビュー調査」を行った。
(1)調査概要

(2)国民のソーシャルメディアの利用分野、テーマ
 国民のソーシャルメディアの6つの利用分野、33のテーマの詳細は下記の通り。
(2)国民のソーシャルメディアの利用分野、テーマ

(3)分析に用いた属性7グループの概要
 本調査では、世代(10〜30代、40・50代、60代以上)、世帯構成(一人暮らし、共同生活者あり)と性別(男性、女性)を加味した7つのグループを作成して分析を行った。グループの構成は下記通り。

 「若年層一人暮らし」は10〜30代の一人暮らしの男女、「若年層共同生活者あり(男性)」は10〜30代の共同生活者のいる男性、「若年層共同生活者あり(女性)」は10〜30代の共同生活者のいる女性。「中年層一人暮らし」は40・50代の一人暮らしの男女、「若年層共同生活者あり(男性)」は40・50代の共同生活者のいる男性、「若年層共同生活者あり(女性)」は40・50代の共同生活者のいる女性。性別、世帯構成に関わらず60代以上を「高齢者」とした。
(3)分析に用いた属性7グループの概要

(4)ソーシャルメディアのコミュニケーション効用による分析
  [1]「一日で最も利用時間の長いソーシャルメディア」に関する設問の回答に基づき各ソーシャルメディアのヘビーユーザーごとにグループを作成する。次に、[2]ソーシャルメディアの持つオンラインコミュニケーションの促進(「オンラインコミュニケーション」)と、オフラインのコミュニケーションを補完(「オフラインコミュニケーション」)する役割に該当する設問群1について、各ソーシャルメディアを利用して「実現したかどうか」という回答(5段階)に基づき主成分分析2を行い、各人の「オンラインコミュニケーション」得点と「オフラインコミュニケーション」得点を算出した。そして、[1]で作成したソーシャルメディアのヘビーユーザーグループごとに「オンラインコミュニケーション」得点と「オフラインコミュニケーション」得点の平均点を算出した。これに[3]各グループの利用頻度(6段階)の平均値(「利用量」)を算出し、2次元上に類型化した。利用量は球の大きさで表されている。


1 オンラインコミュニケーション関わる設問群:「同じ趣味、嗜好を持つ人を探すことができた」「自分の周囲にいない人を探すことができた」、オフラインコミュニケーションの補完に関する設問群:「ソーシャルメディアで知り合った人と実際に会うことができた」「疎遠になっていた知人と連絡が取れた」である。選択肢は「1:非常にあてはまる」「2:あてはまる」「3:どちらともいえない」「4:あてはまらない」「5:全くあてはまらない」である
2 主成分分析とは、複数個の変数を合成して、1個、又は少数個の総合指標を求める方法である