3 通信・放送分野における改革 (1)通信・放送分野の新たな法体系  近年、インターネット網のブロードバンド化、放送インフラのデジタル化等に伴い、通信と放送の垣根を越えたサービスが登場するなど、通信・放送分野を取り巻く環境は急速に進展している。  そこで、総務省では、通信・放送分野におけるデジタル化の進展に対応した制度の整理・合理化を図るため、各種の放送形態に対する制度を統合し、無線局の免許及び放送業務の認定の制度を弾力化する等、通信・放送の法体系の見直しを60年ぶりに行い、第174回国会に「放送法等の一部を改正する法律案」を提出した(図表5-1-3-1、5-1-3-2)。 図表5-1-3-1 通信・放送法体系の見直し 図表5-1-3-2 通信・放送法体系の見直しに係る主な改正事項