(2)デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進  我が国の豊かな出版文化を次世代に着実に継承するとともに、デジタル・ネットワーク社会に対応して広く国民が出版物にアクセスできる環境を整備することは、国民の知る権利の保障をより確かなものとし、ひいては、知の拡大再生産につながるものである。  そこで、総務省、文部科学省及び経済産業省では、平成22年3月から、関係者が広く集まり、デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に向けた検討を行うこととして、「デジタル・ネットワーク社会における出版物の推進に関する懇談会」を開催している18。  同懇談会においては、[1]デジタル・ネットワーク社会における出版物の収集・保存の在り方、[2]デジタル・ネットワーク社会における出版物の円滑な利活用の在り方、[3]国民の誰もが出版物にアクセスできる環境の整備等について検討する予定である。 18 参考:「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」: http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/index.html