(2)クラウド技術を通じた費用低廉化の取組 ●防犯、地域コミュニティ等の分野ではクラウド技術の活用によるコストの低廉化がみられる  国による助成率が比較的低い、防犯(4.7%)、地域コミュニティ(5.5%)分野のICT利活用事業実施率は、前述の図表2-3-2-1にあるとおり、45.0%、23.1%となっている。一方、ASP・SaaSによるクラウド技術の活用状況について聞いたところ、全分野平均で11.3%のところ、防犯(23.6%)、地域コミュニティ(21.1%)は高い(図表2-3-5-2)。 図表2-3-5-2 ASP・SaaS利用の割合 (出典)総務省「ICT利活用システムの普及促進に係る調査研究」(平成23年)  防犯や地域コミュニティといった分野は、そもそも当該地域に密着した問題であることから自治体の取組率が高いことが考えられるが、比較的低コストで導入可能なクラウド技術を活用していることも考えられる。