(3)通信系コンテンツ市場の動向 ●パソコン及び携帯電話向けコンテンツの市場規模は、平成21年時点で市場全体の13.9%となる1兆5,489億円  パソコンや携帯電話などで流通する通信系コンテンツの市場規模については、近年のインターネットを利用したコンテンツ流通の大幅な増加等を反映して、平成21年の市場規模は1兆5,489億円(市場全体の約13.9%)となった(図表4-5-1-5)。 図表4-5-1-5 通信系コンテンツ市場の内訳(平成21年)  平成21年の通信系コンテンツ市場における映像系ソフト5,138億円の内訳は、主なものではゲームソフトが2,422億円、映像系ネットオリジナルが1,017億円、映画ソフトが359億円、地上テレビ番組が327億円となっている。音声系ソフトの内訳は、音楽ソフト3,398億円がすべてを占めている。  テキスト系ソフト6,953億円の内訳は、主なものではテキスト系ネットオリジナルが3,510億円、データベース記事が2,022億円、新聞記事が562億円、コミックが433億円などとなっている。  また、通信系コンテンツの動向をソフト別にみると、平成21年の通信系コンテンツ市場の割合は、平成17年と比較して音楽ソフトが18.8%増加の51.0%、ゲームソフトも13.2%増加の35.6%となっている(図表4-5-1-6)。 図表4-5-1-6 ソフト別ネットワーク配信市場の動向