3 開発途上国の貧困からの脱出とICT  これまで見てきたとおり、開発途上国におけるICTの普及は目覚しい。そして、ICTは開発途上国の貧困からの脱出に、重要な手段となり得ると考えられる。ここでは、九州大学大学院経済学研究院 篠崎彰彦教授の分析結果を参照しつつ、ICTの持つポテンシャルについて検証する。