(3)我が国の情報資本ストックの状況  情報資本の蓄積は労働生産性向上を通じて成長に寄与することが確認されたが、我が国の情報資本ストックの状況(図表1-4-1-3)をみると、情報資本ストックの伸び率は1996年(平成8年)以降、減少傾向にあり、伸び悩んでいる。また、情報資本・一般資本ストック比率は増加傾向にあるものの、伸び悩みの傾向が見られる。情報資本ストックについて、ハードウェア・ソフトウェア別に見てみると、ハードウェアが131.1兆円、ソフトウェアが37.9兆円となっている。ハードウェアの比率が77.6%と高いものの、近年はソフトウェアの比重が高まっている(図表1-4-1-4)。 図表1-4-1-3 情報資本ストックの経年推移 (出典)総務省「情報通信産業の現状に関する調査研究」(平成24年) 図表1-4-1-4 情報資本ストックのハードウェア・ソフトウェア別の経年推移 (出典)総務省「情報通信産業の現状に関する調査研究」(平成24年)