2 首都圏住民の震災時の情報行動  東日本大震災においては、関東圏においても、鉄道の運休や道路の渋滞により多くの帰宅困難者が発生するなど、震災により大きな影響が出たところである。首都圏住民の震災時の情報行動について、東京大学、東洋大学、関西大学、日本電信電話株式会社の4者4による共同研究「ネットワーク利用における安心に関する研究」の調査結果よりみていくことにする。同調査は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県在住者を対象として、ウェブによりアンケートを行っている。 4 東京大学大学院情報学環(橋元良明)、東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科(中村功、関谷直也)、関西大学社会学部(小笠原盛浩)、NTT情報流通プラットフォーム研究所(高橋克巳、関良明、山本太郎、千葉直子)