(1)市場規模(国内生産額) ●情報通信産業の市場規模は、全産業中で最大規模の約9.2%  平成22年の情報通信産業の市場規模(名目国内生産額)は85.4兆円で全産業の9.2%を占めており、情報通信産業は、全産業の中で最大規模の産業である(図表4-1-1-1)。その推移をみると、平成12年から平成17年まではほぼ横這いであったが、平成20年以降は他の多くの産業と同様に減少してきた。特にリーマンショック時の平成21年に大きく落ち込み、平成22年では緩やかとなったものの、引き続き減少している(図表4-1-1-2及び図表4-1-1-3)。 図表4-1-1-1 主な産業の市場規模(名目国内生産額)(内訳)(平成22年) (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成24年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html 図表4-1-1-2 主な産業の市場規模(名目国内生産額及び実質国内生産額)の推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成24年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html 図表4-1-1-3 情報通信産業の市場規模(名目国内生産額及び実質国内生産額)の推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成24年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html  一方、平成17年価格による平成22年の主な産業の市場規模(実質国内生産額)の推移をみると、情報通信産業は他の産業と同様に、平成21年は減少したものの、平成22年には回復に転じている(図表4-1-1-2)。情報通信産業の市場規模(実質国内生産額)は、平成21年を例外として、拡大を続けており、平成22年時点では前年比3.1%増の98.8兆円であった(図表4-1-1-3)。なお、平成7年から平成22年までの年平均成長率は2.5%であった。