総務省トップ > 政策 > 白書 > 25年版 > 情報セキュリティ被害の経験とインターネット利用への不安感
第1部 特集 「スマートICT」の戦略的活用でいかに日本に元気と成長をもたらすか
第2節 情報セキュリティと安心・安全な利用

(1)情報セキュリティ被害の経験とインターネット利用への不安感

インターネットを利用していて情報セキュリティ被害にあった経験の有無を尋ねたところ、「被害を受けた」(=「受けた(確信している、証拠がある)」と「受けた(可能性がある)」の合計)を見ると、フランスが48.7%と最も高く、次いで、米国(34.1%)、韓国(32.3%)の順となった。他方、日本は、「受けたことがない」の回答が61.6%と6か国中最も高い結果となった。

また、インターネット利用時における不安の有無について6か国の利用者に尋ねたところ、不安(「不安を感じている」+「少し不安を感じている」)と回答した利用者は韓国が62.2%と最も高く、次いで日本(59.0%)、フランス(42.5%)と続いた。

韓国やフランスは「被害を受けた」との回答が多く、かつ、「不安を感じる」との回答が多かったのに対し、日本は「被害を受けていない」との回答が多いにも関わらず、「不安を感じる」との回答が多い点が特徴的である。ちなみに、他の3か国(米国、英国及びシンガポール)では、「全く不安を感じない」との回答が一番多い結果となった(図表3-2-2-1)。

図表3-2-2-1 情報セキュリティに関する被害の経験とインターネット利用への不安感
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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続いて、サービス別に利用時の不安の有無について尋ねたところ、「ホームページ(ウェブ)・ブログの閲覧」や「電子メールの送受信」といった基本的な機能においては、不安を感じる利用者はあまり多くないが、「ソーシャルメディアの利用」や「商品・サービスの購入・取引」の利用となると、インターネット利用について「不安を感じる」との回答が多かった3か国(日本・フランス・韓国)では、「不安を感じる」との回答が高くなった(図表3-2-2-2)。

図表3-2-2-2 インターネット利用時における不安感(サービス別)
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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