4 地球環境問題に関するICTの貢献 近年、地球温暖化問題が深刻さを増す中で、ICTは安心・安全な社会の実現や、利便性の向上、地域経済の活性化に大きく寄与するとともに、業務の効率化を通じて、地球温暖化問題への取組にも貢献できると期待されている。その一方で、ICT機器の増加、高機能化等による電力消費量の増加に伴う地球温暖化への配慮が求められているところである。 地球温暖化対策について、我が国においては、平成25年11月の国連気候変動枠組条約第19回締約国会議(COP19)において、2020年度の温室効果ガスの排出量を2005年度と比べて3.8%削減するという新たな目標を表明したところである。ICT分野の気候変動に与える影響を分析することは、今後の政策立案等において重要であり、総務省では、環境省と連携しつつ次の取組を実施している。