3 公的機関におけるICT利活用の進展 (1)教育機関 ICT利活用は企業だけでなく、教育機関や医療機関、行政機関でも進んだ。公立学校(小学校、中学校、高等学校)の超高速インターネット接続率 11 は2007年の35.0%から2014年には約8割にまで増加し(図表2-1-3-1)、普通教室への校内LAN整備率も2005年の44.3%から2014年には85.6%にまで増加した(図表2-1-3-2)。教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数は2014年には6.5人まで減少した(図表2-1-3-3)。 図表2-1-3-1 公立学校(小中高)の超高速インターネット接続率の推移(出典)文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」 図表2-1-3-2 公立学校(小中高)の普通教室への校内LAN整備率の推移(出典)文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」 図表2-1-3-3 教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数(出典)文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」 大学の無線LAN整備も進み、2014年度現在での整備率は、国立大学で100%、公立大学・私立大学でも8割を超えている(図表2-1-3-4)。また、インターネットを活用した遠隔教育を実施する大学も年々増えており、2006年度には国立大学で約3割、全体で1割台だったが、2013年度には国立大学で5割近くになり、全体で4割近くになった(図表2-1-3-5)。 図表2-1-3-4 大学の無線LAN整備状況(2014年度現在)(出典)文部科学省「学術情報基盤実態調査」より作成 11 30Mbps以上の回線が対象