(2)SNSの利用率 まず、代表的なSNS 16 の利用状況を確認する。最近約1年以内に利用した経験のあるSNSを尋ねたところ、LINE(37.5%) 、Facebook(35.3%)、Twitter(31.0%)の順となった。それぞれ実名(本名又はこれに準ずる氏名)、匿名(実名以外)のどちらで利用しているかを尋ねたところ、実名利用率(全利用者数に対する実名利用者数の比率)が高かったのはFacebook(84.8%)、LINE(62.8%)であり、低かったのはmixi(21.6%)、Twitter(23.5%)であった(図表4-2-2-4)。 年代別に利用率をみると、全般に年代が高くなるほど利用率が下がる傾向にあるが、Facebookについては20代以下で約5割、30代と40代で4割弱、60代以上でも2割以上の人が利用しており、年代を問わず浸透している。これに対し、LINEの利用率は年代によって大きな差があり、20代以下では6割以上の人が利用しているのに対し、60代以上で1割未満の人しか利用していない(図表4-2-2-5)。実名・匿名の別をみると、年代によってそれほど大きな違いはみられないものの、60代以上ではLINE、Twitterについては他の年代に比べて実名利用率が高くなっている。 16 LINEは一般にメッセージングアプリや通話アプリと分類されることが多いが、本節では、その利用の広がりに鑑み、LINEをSNSに含めている。