第1節 我が国経済の将来課題とICT 1 我が国経済の将来課題 (1)少子高齢化の進行と人口減少社会の到来 少子高齢化の進行により、我が国の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じており、総人口も2008年をピークに減少に転じている。国勢調査によると、2010年の我が国の総人口は1億2,806万人(年齢不詳人口を含む)、生産年齢人口は8,103万人である。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計(出生中位推計)によると、総人口は2030年には1億1,662万人、2060年には8,674万人(2010年人口の31.7%減)にまで減少すると見込まれており、生産年齢人口は2030年には6,773万人、2060年には4,418万人(同45.5%減)にまで減少すると見込まれている(図表5-1-1-1)。