6 その他の研究開発 (1)宇宙通信技術 ア 次期技術試験衛星の開発 総務省では、宇宙基本計画に「新たな技術試験衛星を平成33年度めどに打ち上げることを目指す。」と記載されたことを踏まえ、文部科学省、経済産業省と連携し、フレキシブルペイロード技術等の軌道上実証を目指し、大容量伝送可能な次期技術試験衛星の開発に取り組んでいる。 イ 「海のブロードバンド」による海底資源調査の高度化・効率化 総務省は、効率的な海洋資源調査に資するべく平成26年度から海洋資源調査のための次世代衛星通信技術に関する研究開発を開始し、資源調査船等に搭載する地球局の小型化・省電力化や衛星の自動追尾(揺れ対策)等の技術開発に取り組んでいる。 ウ 光衛星通信技術 NICTは、高速・大容量化する衛星通信のデータ伝送等を円滑に行うため、衛星〜衛星間及び衛星〜地上間を光(近赤外線)により数10Gbps級で伝送可能な光通信技術の研究開発に取り組んでいる。 エ 衛星リモートセンシングの高度化 NICTでは、気候変動、気象等の関係機関と連携しつつ、様々な周波数帯の電磁波における衛星搭載センサにより、降水、雲・エアロゾル、風速・風向、気温、大気汚染物質等の観測技術及びその観測データ等の高次解析アルゴリズムの研究開発を実施している。