(2)スマホを補完するタブレットの利用状況 通信利用動向調査の結果を基にタブレットの保有率を確認すると、前掲の図のとおり、スマートフォンほどの利用率の高さ及び勢いはないもののここ数年継続的に上昇し、2016年には世帯保有率で34.4%、個人のインターネット利用機器としては24%となっている。では、タブレットはどのように利用されているのだろうか。 「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を基に、13歳〜69歳のタブレット、パソコン、スマートフォン各機器の利用非利用の相互関係をみると、3つ全てを利用しているのは全体の16.3%となっている(図表1-1-2-4)。パソコン利用者、スマホ利用者それぞれに着目すると、パソコン利用者のうちの3割 5 、スマホ利用者のうちの3割がタブレットを利用している。タブレット利用者の内訳に着目すると、タブレット利用者27.9%のうち、8割の22.7%はスマートフォンと併用、7割の19.5%はパソコンと併用している。また、タブレット利用者の3割はパソコンを利用していないことも注目される。 図表1-1-2-4 タブレット利用とパソコン利用、スマホ利用との関係 (出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を基に作成 タブレットからのインターネット利用状況を、平日の平均利用時間(調査対象者の利用時間を調査対象者数で割ったもの)でみると、年々増加傾向にあるものの2016年でも6.3分にとどまっている。これは、日々タブレットを利用している者はまだ相対的に少ないためであり、行為者率(調査対象日にその情報行動を行った者の割合)をみると、2016年でも7.4%にとどまっている。行為者平均時間(ここではタブレットを利用する者に限定した利用時間)は、2016年には84.5分となっており、一部の層ではタブレットの活用が進んでいることがうかがわれる。 図表1-1-2-5 パソコン、モバイル、タブレットのネット平均利用時間の推移 (出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」 図表1-1-2-6 パソコン、モバイル、タブレットのネット行為者率・行為者平均時間の推移 (出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」 5 このパラグラフでは、%で示している数値は調査対象者全体に占める割合、何割と示している数値は部分集合とその構成要素の相対的比率を表している