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第1部 特集 人口減少時代のICTによる持続的成長
第6節 グローバル需要の取り込み

(2)対外直接投資の状況

企業のグローバル化の動きは、対外直接投資の推移で確認することができる。対外直接投資の活動としては、海外拠点の設置や海外企業への資本参加などが挙げられ、さらに資本を取り込むというアプローチとして、M&A(企業合併・買収)が挙げられる。M&Aは、海外における市場やその成長性を取り込んだり、技術を短期間で獲得するための有効な手段として挙げられる。

直近4年間の日本のICT企業によるM&A金額の推移を見ると増加傾向が見られ、それに伴い世界のICT企業のM&A金額に占める日本企業の割合が変動している。特に、2016年は367億ドルへ飛躍的に増大している。これはソフトバンクグループによるイギリス半導体設計大手のARM社の買収が含まれている。同買収は、我が国企業で過去最大の3兆3000億円強に上ったことから、金額及び割合ともに大幅な増加につながった。

図表2-6-2-4 我が国ICT企業によるM&A金額の推移
(出典)総務省「IoT国際競争力指標」(平成30年)
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