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第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(3)異能(Inno)vationプログラム

ICT分野において、破壊的イノベーションの種となるような技術課題への挑戦を支援する「異能(Inno)vationプログラム」を実施している。本プログラムの目的は、ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性があるがリスクの高い課題への挑戦を支援することである。そのため、野心的な目標設定に対し、革新的なアプローチによる挑戦を奨励している。また、実現への道筋が明確となるような価値ある失敗を高く評価することとしている。平成29年度からは、小さくとも挑戦を行う雰囲気の醸成のため、協力協賛企業の協力のもと「ちょっとした、けれども誰も思いついたことのないような面白いアイデア」、「自分でも一番良い使い方が分からないけれど、こだわりの尖った技術」、「自らが発見した実現したい課題」を表彰する「異能ジェネレーションアワード」を開始した。それに伴い、全体プログラムを2部門構成とした(図表6-7-3-2)。平成29年度は全体で約8,000件の応募があり、「破壊的な挑戦」部門については13名の最終選考者が果敢に技術課題への挑戦を実施し、また、「ジェネレーションアワード」部門については業務実施機関や協力協賛企業等が主催した「OPEN 異能(inno)vation」イベント(H29.11.12)において44件の表彰等が行われた(図表6-7-3-3)。また、応募提案者と協力協賛企業とのマッチング等を実施し、社会展開への機会を促進している。

図表6-7-3-2 異能vationプログラムのスキーム
図表6-7-3-3 「OPEN異能(inno)vation」イベントに出席する野田総務大臣
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