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第1部 特集 進化するデジタル経済とその先にあるSociety 5.0
第1節 デジタル経済史としての平成時代を振り返る

第1節 デジタル経済史としての平成時代を振り返る

平成の時代が始まった1989年、米国において世界初とされる商用インターネット接続サービス提供事業者(ISP)が設立された2。我が国においても、前年の1988年に大学研究者等によりインターネットの実験を行う「WIDEプロジェクト」が発足している3。このように、平成の30年間は、まさにインターネットの歴史とも重なっているといえる。

携帯電話についても、1987年に従来の自動車電話から大幅に小型化した端末によりサービスが開始され、平成の時代を象徴するツールとなった。

インターネットの進化と携帯電話に代表される移動通信の進化が合流することで、人々の生活や文化、そして社会・経済の仕組みをも変えていくこととなった。第1節では、ICTのサービス・技術の進化、そして産業やグローバル経済がどのように変わったのかを概観する。



2 世界初のISPは、米国のPSINetとされる。

3 前身となる「WIDE研究会」は1985年に発足している。

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