●2017年度の売上高は、2兆9,041億円
映像・音声・文字情報制作業の2017年度売上高は2兆9,041億円(前年度比2.2%減)であり、1企業当たりの売上高は39.9億円(前年度比1.4%減)となっている。売上高を業種別にみると、新聞業が最も多く、出版業、広告制作業の順となっている(図表3-1-6-19)。
2010年度から2017年度の推移についてみると、2013年度以降は売上高、企業数ともに横ばいである。(図表3-1-6-20)。
●定額制の課金システムの割合が拡大
映像・音楽の配信に係る課金システムをみると、「定額制」が35.7%(前年度差1.1ポイント低下)と最も高く、次いで「定額制と従量制の組み合わせ」が29.2%(前年度差0.9ポイント低下)となっている。広告モデルによる無料配信が26.3%(前年度差4.2ポイント上昇)と拡大傾向にある(図表3-1-6-21)。
32 情報通信業基本調査のうち、各業種固有事項調査票(映像・音声・文字情報制作業)に回答した728社について集計したもの。
33 2010年度から2014年は主業格付けベース(企業を売上高の最も大きい業種に格付けして売上を集計)による集計、2015年度から2017年はアクティビティベース(主業か否かを問わず、少しでも営んでいる業種に企業全体の売上を集計)による集計をおこなっているため、比較には注意を要する。