昭和48年版 通信白書

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4 家計と通信料金

 47年度の家計支出は,総理府「家計調査報告」によれば1世帯当たり年間118万6,500円であり,これを1か月平均にすると9万8,877円で,46年度に比べ10.6%の増加となった。
 また年間における通信関係支出(郵便,電報,電話,放送)は1万9,370円であり,これを1か月平均にすると1,614円で,46年度に比べ17.9%の増加となった。
 この結果,家計全体に占める通信費の割合は,1.5%から1.6%へと高まった。
 支出の内訳を1か月平均でみると郵便料で137円,電報・電話料で1,176円,放送受信料で301円となっている。郵便の家計支出に占める比率は0.1%にすぎない。電報・電話支出は,住宅用電話の普及を背景に増加しつつあり,対前年度比21.5%増となっている。放送受信料もカラー受信機の普及に伴い増加を続けている。
 月別の支出状況をみると,第1-2-10図のとおり,郵便では年賀郵便の影響があり11月,12月に支出が集中している。電報・電話支出では月が経るにつれて増加する傾向があるが,これは季節的な要因というよりはむしろ住宅用電話の増加によるものであると考えられる。

第1-2-9表 家計における通信情報関係支出

第1-2-10図 家計における月別通信費支出状況

第1-2-11図 家計における通信費支出の推移

 

 

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