第1節 郵便 第2節 公衆電気通信 第3節 放送 第2章 通信の現況
第1部 総論 第1節 郵便 第2節 公衆電気通信 第3節 放送 第2章 通信の現況 第1章 増大する通信の役割 第2章 情報化社会と通信 第3部 各論 第1章 郵便 第2節 郵便の利用状況 第3節 郵便事業の現況 第4節 郵便事業の近代化合理化 第5節 外国郵便 第2章 公衆電気通信 第2節 公衆電気通信施設の現状 第3節 公衆電気通信サービスの現状 第4節 事業経営状況 第5節 公衆電気通信事業の拡充と合理化 第3章 自営電気通信 第1節 概況 第2節 分野別利用状況 第3節 無線従事者 第4章 データ通信 第2節 データ通信システムの現況 第3節 情報通信事業 第5章 放送及び有線放送 第1節 概況 第2節 放送 第3節 有線放送 第6章 周波数の監理 第7章 技術及びシステムの研究開発 第8章 国際機関及び国際協力 第1節 国際機関 第2節 国際協力 |
2 国際公衆電気通信事業国際電電は，28年4月発足以来，海外通信の需要の増大とともに順調な業績の伸びを示している。47年度末における資産総額は770億円で，発足時の33億円に対し23倍の規模に達している。（1） 収支の概況 国際電電の47年度の決算は，総収入503億円，総支出429億円で，収支差額は74億円となっている。 ア．営業収入 47年度の営業収入は483億円で，計画額に対し54億円，46年度実績に対し92億円（24％）の増加となっている。収入の大宗は，電報料，加入電信料及び電話料で，近時電話料が収入に大きな比重を占めるようになってきている。 イ．営業費用 47年度の総支出額429億円のうち，営業費用は351億円で，対前年度比17％の増加となっている。その主なものは，労務費（構成比33％），減価償却費（同18％）等である。 最近5か年間の収支の推移は，第3-2-44表のとおりである。 （2） 資産，負債及び資本の概要 47年度末における貸借対照表の概要は，次のとおりである。 固定資産の内訳は，有形固定資産373億円，無形固定資産69億円，投資49億円となっており，その主なものを示せば第3-2-45表のとおりである。 なお，47年度末における固定資産の減価償却率は，58.85％である。 流動負債の主なものは，未払金69億円（構成比43％），納税引当金37億円（構成比23％）である。 固定負債は，社債25億2，000万円，長期借入金1億4，500万円で，社債の25億2，000万円は，37年に太平洋ケーブルの建設資金の調達のため発行した外貨債で，52年6月に満期償還となる。    
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