昭和51年版 通信白書

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2 テレビ会議方式

 テレビ会議方式は,相隔った地点の会議室相互間での会議を可能とするものであり,旅行時間を不要にし,省エネルギーに貢献するため,諸外国でも種々の開発が進められ,英国等一部の国では既にサービスが開始されている。我が国においても,電電公社により45年度から研究が開始され,51年5月からは会議用テレビサービスのモニターテストが東京及び大阪のホテルの間において実施されている。
 本方式では,東京,大阪のテレビ会議室が双方向の4MHzカラーテレビジョン伝送路によって結ばれており,各会議室にはそれぞれ6〜10名が出席できる。会議テーブルの前面には,4台のカラー受像機が設置され中央の2台は相手方の人物像を2グループに分けて表示し,左右の2台は,1人像,黒板,机上の書面,物品等の映像を切替えて表示する。その他会議資料の伝送用として高速ファクシミリも併設されている。また,会議の模様を録音・録画することも可能である。
 

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